SAD(社交不安障害・社会不安障害)~あがり症を直す方法

あがり症は病気なのか?

 

今、この記事を読んでいるあなたは、
「あがり症」で悩んでいるかもしれません。

もしかしたら、周りにあがり症で悩んでいる人がいて、
その方のことをもっと理解したいという方もいるかもしれません。

 

まず、あがり症で悩んでいる人は非常に多い
ということを知ってください。

日本人では、7〜8人に一人があがり症で悩んでいる
というデータがあるほどです。

決して珍しい症状ではないのです。

 

そして、あがり症というのは、人によって、
レベルは様々です。

 

その中でも、強い緊張と苦痛を感じ、
こうした機会を避けてしまう結果、
日常生活に支障をきたすほどのあがり症には、
現在名前がつけられています。

 

それが、
「SAD(社交不安障害・社会不安障害):social anxiety disorder」
です。

 

近年、このSADが大きく注目され、
「治療すべき疾患」という認識が高まりつつあります。

 

なぜSAD(社交不安障害・社会不安障害)
が注目されているのか?

 

近年、SAD(社交不安障害・社会不安障害)が
大きく注目されています。

それはなぜでしょうか?

 

「あがり症」というのは、
以前は「性格」に由来するものであると思われていました。

 

しかし、研究の結果、
そんなに単純なものではないことがわかったのです。

 

SADは、放っておけばよくなるというものではありません。

むしろ、不安や恐怖を感じる場面が広がっていき、
鬱病やパニック障害、アルコール依存症などを
併発するおそれがあることがわかってきました。

 

それだけではありません。

最近、社会問題化している「ニート」や「ひきこもり」と、
SADの関連性があるという指摘もあります。

 

SADの潜在的な患者数の多さを考えると、
社会全体で対応する必要があるといえるでしょう。

 

SADの具体的な症状について

 

SAD(社交不安障害・社会不安障害)の症状には、
次のようなものがあります。

もちろん、人によって個人差がありますので、
次にあげるものは、主な症状です。

 

・スピーチ恐怖

人前で話すことに、
極度の不安・恐怖を感じる。
そのため、人前で話す場面を、
欠席をするなどして、避けてしまう。

 

・視線恐怖

他人の視線に恐怖を感じる。
他人の視線を浴びると、
どうしていいのかわからなくなってしまう。
又は、自分自身も相手のどこを見ていいのかわからず、
視線が合わせられない、定まらない。

 

・赤面恐怖

すぐに顔が真っ赤になってしまう。
顔が真っ赤になることを心配して、
人と会うことに強い不安を感じる。

 

・初対面の人が苦手

相手にどう思われるか心配するあまり、
極度の緊張と不安で、
どう振る舞えばいいのかわからなくなってしまう。

 

・会食恐怖

人との会食が苦手である。
あまりの緊張に、
食べ物が喉を通らなくなってしまう。

 

・1対1になるのが怖い

仲のよい友達であっても、
1対1の状況は緊張していまい、
そういった状況に強く不安を感じる。

 

・書痙(しょけい)

人前で字を書こうとすると、
手が震えてしまう。

 

・目上の人が苦手

会社の上司など、立場が上の人に対して、
極度に緊張していまい、会話ができなくなってしまう。

 

・電話恐怖

他の人の前で電話対応をしくじるのではないかと、
電話に出ることに強い恐怖を感じる。

 

・排尿恐怖

公衆トイレなどで、他の人が入ってきたり、
後ろに並ばれたりすると、
「早く用を足さなければ」という気持ちが強くなり、
尿が出なくなってしまう。
トイレに誰もいなければ、問題なく排尿できる。

 

 

こういった症状は、意識しはじめると、
さらに悪化してしまう傾向が強いようです。

 

これらのことに理解してもらえない人たちから、
「気にし過ぎだよ」
とか
「いつも通りやればいいんじゃない?」
と言われると、本人は、
「誰にも理解してもらえない」
と思い、さらに孤立を深めてしまうことがあります

 

そのため、場合によっては、
日常生活に支障をきたす場合もあるのです。

 

アルコール依存症や鬱病・パニック障害を
併発するおそれがあることもわかっています。

続きはこちら >> SADと併発しやすい心の病気について